- 腰痛
- 足の痺れ
- 一定時間の歩行が困難
- 背中を伸ばすと痛みがひどくなる
すべり症とは?分離症とは?
主な症状は、下肢の痛みやしびれ、腰痛などです。また、少し歩いただけでも痛みが生まれ、歩くことが困難になりますが、休むと痛みが緩和されます。
脊椎すべり症
脊椎(背骨)を構成する椎骨がずれ、腰痛を引き起こす病気です。通常、椎骨は簡単にずれることはありませんが、椎間関節や椎間板が傷つくことでずれることがあります。この脊椎すべり症には、「形成不全性すべり症」「分離すべり症」「変性すべり症」の3つのタイプがあります。
形成不全性すべり症
生まれたときから背骨の発育に問題があることが原因で起きますが、これはとてもまれな例のようです。
分離すべり症
腰椎の一部が疲労骨折を起こすことが原因で骨がずれる病気です。
変性すべり症
閉経後の女性に多く、女性ホルモンの減少による骨粗しょう症によって骨が体重を支えきれなくることによって彦起こされることがあります。またその他の原因としては背骨がずれやすい形をしていたり、加齢によって腰椎がもろくなったりすることでおこると考えられています。
腰椎分離症
スポーツなどによって腰椎(腰の背骨)への負担を原因とする関節突起間部の疲労骨折です。ヘルニアのような神経痛ではありませんが、小中学生のスポーツ選手によく見られ、部活練習などによって腰に繰り返しストレスがかかることで発症します。